2018年1月13日土曜日

宗教改革500年合同集会 <2017年11月22~23日長崎の浦上天主堂にて全国教師退修会・カトリックとの記念シンポジウムと合同礼拝

宗教改革500年合同集会
2017112223日長崎の浦上天主堂にて全国教師退修会・カトリックとの記念シンポジウムと合同礼拝https://youtu.be/CkLUSYOPZoA
マルティン・ルターの95箇条の提題、15171031日にビッテンベルクの城教会の門扉に掲示から、500年を記念して、日本福音ルーテル教会と、日本カトリック司教協議会は、長崎市にあるカトリック浦上教会で、宗教改革500年を共同で記念する行事を1123日(木・祝)に共に行いました。
 これに先立って、1122日には、日本福音ルーテル教会の現役教職数約90名は、同じ浦上教会の一角を使用して全国教師退修会を開き、長崎市で宗教改革を記念する意義を考え、平和についての学びを改めて行いました。
 講師として、平和学の専門の鹿児島大学教授木村朗先生をお招きし、長崎に原爆が落とされた経緯、そして今に至る原発の推進の経緯が説明され、原子力の平和利用はあり得ないとの先生の結論が示され、現在世界を覆っている暗雲を取り去る必要が迫っていることを知らされました。
また、この退修会の中では、懸案であった新式文も二通りのもの、ピース案とハート案とがCDで披露され、これは今年20185月の全国総会で承認されて、各教会で順次、用いられることになるでしょう。それになじむまで各教会で、練習をしたり、定着させる努力がかなり必要となることでしょう。因みに、聖書も2018年の終わりころには、これまでの「新共同訳聖書」に代えて、「共同訳聖書」として日本聖書協会から出版される予定です。
 退修会では、そのほかにも、各施設や教会の内外で「平和を実現するためのワークショップ」も行われ、また、ルターの信仰義認の真意をつかむために、むしろ「恩恵義認」恵みによって義とされると考えたほうがいいのではないかとの江口再起先生の講演もありました。
 そして、いよいよ、1123日(木・祝)を迎えました。前夜の雨から打って変わって、青空に恵まれてのカトリック浦上天主堂での共同記念の時を迎えました。
午前は、天主堂の中にある被爆のマリア聖堂で、ルーテル教会の教職、信徒が一堂に会しての早天礼拝から始まりました。この朝の礼拝は、東教区教師会長の、大森教会の竹田牧師が説教に当たりました。
 その後、浦上天主堂の大きな聖堂で、1300人に及ぶ、日本福音ルーテル教会とカトリック教会の信徒、教職が集まり、午前中は、シンポジウムが開かれ、宗教改革500年の意義について、カトリックの司祭や、ルーテルの教職の代表が発題をしていきました。被爆にあったという深堀好敏という浦上教会信徒の方は、体調不良で、急遽、カトリック中町教会主任司祭の橋本薫神父が、長崎市の、しかも原爆直下の浦上教会で、宗教改革500年を記念する意義を説かれました。知られている通り、この地は、キリシタン迫害のなまなましい歴史を担っている場所であります。
 ユーモアを交えて語る橋本神父の講演は、カトリック教会の懐の広さを知らされるものでありました。ルーテルからは、石居神学校長が、ルターの罪認識の深さについて考究し、それが現代世界で生かされる道を考えさせられました。光延神父は、世界のエキュメニズム(教会一致運動)の中で宗教改革500年の意義を捉え直すべきであるとし、ルターも当時の世界に「福音」が見えなくなっていたのに異議を申し立てたとし、新たなカトリック性(全一性、全体に従っての意)を求めるべき時だとされました。
午後1時半からは、100人を超えるルーテルの教職とカトリックの司祭の合同司式団によって、総勢1300人の合同礼拝が実現したのでした。これは100年前の宗教改革400年記念の年には考えられないことでした。 本教会提供のDVD「リック・スティーヴスと歩むールターと宗教改革」をご覧になれば分かる通り、ルターの宗教改革以後、血なまぐさい宗教戦争や争いが起こって、歴史は展開されてきました。私たちは、宗教改革者たちの戦った信仰の戦いを、受け継ぎながらも、現代の国内外の争いの絶えない世界情勢の中でまことの平和を求めつつ聖書の示す神観に立って、一筋の希望の光を見出しながら、和解の任務を負った奉仕者として、教派間の違いや対立を超えて手を携えて、福音を伝える者となりたいものです。




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